恋のしらやまさんとは
about
「恋のしらやまさん」は、野町駅から鶴来駅まで電車に乗って、縁結びの神社「白山比咩神社」(しらやまさん)にお参りし、鶴来の町並みや文化・歴史・味覚・パワースポット・人とのふれあいを堪能する旅の切符です。
金沢市の北陸鉄道「野町駅」から「鶴来駅」までは、電車で約30分。気軽に立ち寄ることができます。古い町並みと、パワースポットを堪能できる鶴来へ。「恋のしらやまさんきっぷ」2,000円で発売中です。
旅のポイント
「恋のしらやまさん」きっぷについて
「恋のしらやまさん」きっぷには、電車の乗車券の他に「バス乗車券」、「和菓子券」、「辻占券」もついています。また、きっぷをご購入いただいた方にもれなく「恋のしらやまさん」公式ガイドマップと、白山比咩神社に奉納することができる「奉納恋文」を差し上げます。ガイドマップには、散策に便利な「鶴来 開運散策マップ」がついています。きっぷを買うだけで旅の準備は万全!鶴来のまち歩きを満喫してください。
辻占券と和菓子券の使い方
辻占ってなあに?
江戸時代から加賀地方に伝わるカワイイお正月菓子です。砂糖と餅粉で作った生地を巾着包みにし、中に小さなおみくじを入れたもの。現在も鶴来地区で作り続けれられています。辻占は3つ引いて、中に入っている言葉を組み合わせて占います。
その辻占をモチーフにした「辻占恋みくじ」が辻占スポットに置いてあります。「辻占券」を使って、お好きなスポットで引いてくださいね。
和菓子券の使い方
「和菓子券」は、フラッグのある和菓子店で使えます。お好きな和菓子1個と引き換えてください。
辻占券・和菓子券の使える場所は「鶴来 開運散策マップ」で確認できます。
白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)って?
地元の人たちから「しらやまさん」と呼ばれる白山比咩神社は、全国に3千社もある白山神社の総本宮です。日本3名山の一つに数えられる霊峰「白山(はくさん)」を神体山(しんたいざん)とし、古代より霊山信仰の聖地として仰がれてきました。
その起源は神話の時代にまでさかのぼるという、由緒ある神社です。その後、「加賀国(かがのくに)一の宮」として人々が盛んにお参りし、江戸時代には加賀百万石・前田家の祈願所ともなりました。
ご祭神は、白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)別名・菊理媛神(くくりひめのかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の3柱(はしら)です。
“結びの神”として霊験(れいけん)あらたかと言われ、様々なご縁を祈願する人たちが訪れます。
菊理媛(くくりひめ)って?
日本最古の歴史書「古事記」や「日本書紀」には、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする日本神話の神々が登場します。白山比咩神社のご祭神「菊理媛神」も、日本書紀に出てくる女神のひとりです。
「国生み」と「神生み」を行っていた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)ですが、その途中で妻の伊弉冉尊が亡くなってしまいます。妻に会いたくて黄泉(よみ)の国を訪れた伊弉諾ですが、その変わり果てた姿に恐れをなして逃げ出してしまいます。怒って追いかける伊弉冉。そして、黄泉の国との境界で口論となったところに現れたのが菊理媛神でした。
菊理媛神が何かを申し上げたところ、伊奘諾尊はその言葉をほめ、その場を去りました。その後、黄泉の国の穢(けが)れを清めるために禊(みそぎ)を行った伊奘諾尊から生まれたのが、天照大神(あまてらすおおみかみ)と月読尊(つくよみのみこと)、須佐之男尊(すさのおのみこと)の三貴神(さんきしん)でした。
このお話から、菊理媛神は伊奘諾尊と伊弉冉尊を仲直りさせたとして、縁結びの神とされています。